33. 余滴 「キンか、カネか・・・」

 

先日、今年の漢字一字が発表されましたが、「金」という字でした。夏のオリンピッ

クでたくさんの金メダルを取ったのが理由かもしれません。もっともその字を見て、思わず「カネ」と私は叫んでいたのですが・・・

オリンピックでは金メダルに比べて銀や銅メダルの人はあまり騒がれませんでした。「銀メダルなどいらない」と、泣きじゃくっていた人がいましたから、やはり価値に差があるということでしょう。

クリスマスの夜に東の博士たちが幼子イエスに捧げたものは「黄金、乳香、没薬」でした。彼らは自分たちの最も大切にしていたものを捧げたのです。すべてを捧げてしまった宝の箱は当然カラになっているはずですが、本当にそうだったのでしょうか。確かに、宝の箱の中には何もありませんでした。しかし、実は目に見えない宝がいっぱい詰まっていたのです。幼子イエスからいただいた「平和、喜び、愛」という神からのプレゼントが代わりに詰まっていたのです。

「私には金や銀はないが、持っているものをあげよう。ナザレ人イエス・キリストの名によって立ちあがり、歩きなさい」(使徒言行録36) クリスマスの宝物はキンでもカネでもなく、イエスの名です。その名の告げるものはインマヌエル「神われらと共にいます」 他にはない、クリスマスだけの特別な宝物です。

           マタイによる福音書105節~

 

 

 

大都会の小さな教会

 目白通りを一本入った閑静な住宅地に、芝生の生い茂った暖かい教会があります。

 信仰に導かれて長い間この教会を支えて来られた年配の方々、またその方たちを心のよりどころとする若い仲間たち。ここには明るい笑顔に包まれた「神の家族」があります。

「家庭的なぬくもりを感じますね」と、新しく来られた方々からよく言われます。

 これからもこの地域に根ざした、愛と希望に満ちた教会形成に励んで参ります。

 

「二人または三人が私の名によって集まるところには、私もその中にいるのである」<マタイ18:20>

 

どうぞどなたでもご自由に教会をお訪ねください。